2018/平成30年
鵯（ひよどり）の 大きな口に 鳴きにけり 星野 立子
穏やかな晴天が続き朝夕の気温も下がり始めて、欅の葉も色づき、舞い始めた葉が日に照らされてキラキラと輝いています。またモミジバフウも黄色から赤へと綺麗に紅葉し始め、百日紅などと共に構内を彩始め、金木犀や松などの常緑樹と良いコントラストを見せ始めています。さらにこの時期、日頃大人しかった鵯が甲高い声を響かせ季節の到来を感じさせます。
業者による剪定・除草作業が終わり、居住者によるクリーンデーで構内は綺麗さを取り戻しています。これからは構内だけでなく周辺の公園や街路樹の紅葉も進み、散策するに一層よい季節になります。
今年は早くからインフルエンザの流行が報道されています。外出したら手洗い・うがいなどに気を配りこの季節を大いに楽しみましょう。
2018年 深まりゆくＧＣ南大沢の秋
2018.11.03 西側駐車場より高層棟を望む
秋めくＧＣ南大沢の木々
2018.9.17 西側駐車場より低層棟を望む
一鱗の 乱れだもなき 鰯雲 富安 風生
空にはいわし雲が広がり、グリーンコープ南大沢構内では百日紅がまだまだ咲き続けていますが、木々は段々秋へと装いを変え始めています。
秋の日や 榎の梢の 片靡（なび）き 芥川 龍之介
数多く観測された猛暑日や中四国の集中豪雨、関西で大きな被害が出た台風２１号、さらに北海道の大地震など自然災害が続いています。最近は、防災関連のパンフレットやホームページでも『災害は忘れる前にやってくる』と喧伝され、マスコミでも多く取り上げられています。北海道の地震では震源地から離れていても、停電で日常生活に大きな支障が発生しています。ＧＣは、ハザードマップ上では特に危険な場所は有りませんが、今回北海道で発生したような停電等にも気を配ることが必要です。
暑かった夏も終わり、セミの声に代わって虫の音が聴かれるようになり、過ごしやすい季節になりました。周辺の公園や緑地では葛の花が咲き、ほのかにジャスミンのような香りを漂わせています。天気の良い日は近所を散策すれば、短い秋が楽しめます。
真青な 葉の花になり 百日紅 星野 立子
緑豊かになっていた百日紅に紅い花が咲き始め、セミの声と共に猛暑を演出しています。
この夏、西日本各地に甚大な被害をもたらした集中豪雨の復旧も進まないのに、台風の迷走(東海地方に上陸し近畿・中国・九州と西へと進む）により被害が長期化し、さらに熊谷で４１．１℃の観測史上最高気温（青梅でも４０．８℃）を記録し、各地で多くの人が熱中症で救急搬送されました。 グリーンコープ南大沢は、気温は都心より数度低く、ハザードマップで確認しても危険場所はありませんが、日頃から災害の備えは大切です。
「南大沢夏祭り」は台風の影響により一日延期されたが無事開催され、多くの皆さんが参加して盛り上がりを見せました。「夏祭り」が終わると、いよいよ本格的な夏です、これまでも猛暑でしたが、今後も暑さは続くことが予想されます。健康管理に留意するとともに熱中症に罹らないよう、こまめに給水し、エアコンなどを適切に活用し、外では出来るだけ木陰を選ぶなど、十分な暑さ対策を心がけましょう。
2018年 咲き始めた百日紅
2018.7.31 中央通路
2018年 早くも梅雨明け
2018.6.28 中央通路
百日紅 地より分れて 二幹に 富安 風生
強剪定で太い幹だけになっていた百日紅が、観測史上初めて６月に梅雨明け宣言が出た青空を背景に、緑豊かな枝を伸ばしています。
今年は、小学校のプールの歓声に混じって、セミの声が聞こえ始めたと思っていたら、早くも各地で高温の観測が出始めています。
これから長く続くであろう猛暑に対応し、熱中症等にならないために、水分や塩分の補給を適切に行うとともに、エアコン等を上手に活用して、この夏を乗り切りましょう。
グリーンコープ南大沢では、７月から管理システムが変更されます。長年慣れ親しんでいたやり方が変わり、戸惑うことが多く生じる可能性がありますが、早く慣れて今まで以上に住みやすい環境にしていきましょう。
2018年 首夏の日を浴びるＧＣ／美しい花を咲かせる花壇
グリーンコープ南大沢は３５年目に入りましたが、給排水管改修工事も終わり、規約等も改正され、安心して住み続けられる環境が更に整備されています。
めざましく 日のあたりゐる 新樹かな 日野 草城
今年の春は、雪が降ったり夏日になったりと気温が激しく変化し、桜も早々と散ってしまいましたが、ハナミズキに続きヤマボウシやニセアカシア等の白い花が次々に咲き、新緑に映えています。また、構内には野生の金襴が、集会所近くでは紫蘭が咲き構内に彩を添えています。
御地蔵や 花なでしこの 真中に 小林一茶
また、遊歩道の花壇ではチューリップは終わりましたが、日本人にはお馴染みの「なでしこ」の花が金魚草などとともに綺麗に咲いています。
この時期は、長かった杉や檜の花粉の季節も終わり、梅雨や猛暑の前の非常に過ごしやすい時です。大いにこの季節を楽しみましょう。
2018.4.26 首夏の日を浴びるグリーンコープ（北側通路西端より）
2018.4.30 美しい花を咲かせる花壇（北側遊歩道）
2018年 西側駐車場の桜／チューリップが咲き誇る花壇
2018.3.26 西側駐車場中庭の桜
2018.3.27 北側遊歩道のチューリップが咲き誇る花壇
さくら満ち 一片をだに 放下せず 山口 誓子
東京の桜は、平年より９日（昨年より４日）早く開花し、満開も例年より１０日（昨年より９日）早くなり、花の名所では慌てて花見をする人で賑わっているようです。GC南大沢では、各棟の付近にも桜は多く、多くの部屋からでも花見は出来ますが、一歩外に出れば付近には多くの桜があります。早々と咲き始める小山内裏公園の「河津桜」を皮切りに、あちこちで多種多様な桜を楽しめます。中でも長池公園の「陽光の桜並木」は多くの人が訪れカメラを構え、花見を楽しんでいます。また南大沢付近に１００本位しかしかない「多摩のホシザクラ」を探して楽しんでいる人も見かけます。そして最後に咲く白い「上溝桜（ウワミズザクラ）」や「犬桜（イヌザクラ）」まで長い期間桜が楽しめます。
そして、グリーンコープ駅側の入り口近くの花壇では、ネモフィラやパンジーの間からチューリップも咲き乱れ、通りかかる人々の目を楽しませ、お散歩中の園児たちは花の前に並んでしゃがみ「咲いた♪ 咲いた♪ チューリップの花が♪・・・」と歌っています。
また、小山内裏公園や長池公園のカタクリの花も沢山咲いています。花粉症の人にはつらい季節ですが、花粉シーズンも終盤に近付いています、十分な対策をして気持ち良いこのシーズンの花や若葉を楽しみましょう。
2018年「梅」
咲いてここにも梅の木があつた 種田 山頭火
２月の大雪が１ヵ月たっても未だに建物の陰に残り、寒い日が続いていますが、季節は三寒四温で着実に春が感じられるようになっています。裸木で寒々としていたグリーンコープ北側の遊歩道では白梅が咲き、中郷公園の紅梅と共に、寒かった季節の終わりと暖かい春の訪れを告げています。
昨年から続いていたＧＣ南大沢の給排水管改修工事も終わり、集会所南側の広場に建てられていた工事事務所や作業員休憩所、構内の各所に設けられていた工事用倉庫やトイレやランドリー等も撤去され、構内が広々と明るくなり安心して過ごせるようになりました。
大流行したインフルエンザもようやく下火になってきましたが、今年は多いとの予報が出ている杉花粉が飛び始めます。体調管理に十分気を付けながら、天気の良い日には外に出て、豊かな自然に囲まれた南大沢のこれからの季節を満喫しましょう。
2018.02.24 3号棟北側遊歩道より
元旦の富士
2018.01.01 元旦の富士（6号棟7Fより）
初雪に覆われたＧＣ南大沢
2018.1.23構内中央西側より
理事長の新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
グリーンコープ南大沢にお住いの皆様にとって新しい年をお迎えのこととお慶び申しあげます。
昨年５月の総会で理事長職を拝命し、理事会、及び各委員会と組合活動を進めてまいりました。
前理事会との引継事項として、給排水官他改修工事を４月から３号棟～６号棟迄、専有部分・共用部分を着工し、１２月中旬に専有部は完了、共用部は１月下旬にて完了予定になっております。
工事期間中はお住いの皆様においては、ご理解とご協力をいただき、改めましてお礼申し上げます。叉、設計・管理の汎建築研究所、施行の建装工業の皆様にお礼申し上げます。
管理会社の変更も重要な引継事項です。区分所有者の高齢化と賃貸住戸の増加に伴い、理事のなり手の減少と理事の業務軽減を計るため、現行の管理会社を含め、５社の管理会社候補先から絞込を始めました。
又、理事会と管理規約委員会で管理規約細則の策定を進めております。民泊についても審議しており、管理規約の追加も検討中です。
いずれにしましても、２月に住民説明会と臨時総会を開催し皆様のご審議をいただきます。
グリーンコープ南大沢の周辺は自然環境に恵まれております。市立の大平公園、長池公園、都立小山内裏公園等、四季折々の花が咲き、野鳥のさえずりを聴きながらの散策もおすすめです。
今後も当団地が住みやすい環境となりますように、管理業務に取組んでまいります。
皆様のご理解ご協力をお願いしまして、新年の挨拶とさせて頂きます。
グリーンコープ南大沢管理組合 理事長 隅本 廣