さくら満ち 一片をだに 放下せず 山口 誓子
3年目に入ってしまった新型コロナウイルスの「まん延防止措置」は解除されましたが、コロナウイルスは変異を重ね最近は感染力の強いオミクロン株BA・2が流行の中心になりつつあり、再び感染が拡大し第7派の到来が懸念されています。引き続いて注意深い行動が求められていますが、今年の桜は例年より早く開花し、その後に寒い日が続いたので、長い間きれいな桜を楽しめてます。そして南大沢が多摩ニュータウンとしてスタートして三十数年経過したので、老木の桜で良くみられる「胴吹き桜」が多くなり桜並木を一層華やかにしています。高齢者から始まった3回目のワクチン接種も進んでおり、重症化のリスクは少しずつ減少し始めています。密に注意しながら感染の危険の比較的少ない歩きながらの花見を楽しみましょう。
庭つつじ 蕾そろひて 美しき 星野 立子
お花見は、遠くに行かなくても部屋からも十分楽しめますが、遊歩道の花壇にはチューリップや水仙、ネモフィラなど様々な花が咲き乱れていますし、構内を歩くだけでも躑躅や雪柳、そして注意してみれば可愛らしい小さな草花なども発見できるでしょう。
新型コロナが長引く中GC南大沢での行事は、相変わらずままならず、定例の行事も多くが中止を余儀なくされています。それでも新年度が始まり、新入生の晴れやかな姿を見かけ、保育園の子供たちも元気に活動しています。剪定の終わった構内の木々も若葉が出始め、力強く緑が段々広がり始めています。引き続き新型コロナへの注意は必要ですが、人込みや3密を避け、マスク等感染対策をキチットして、これからの季節を楽しみましょう。
木より木に通へる風の春浅き 臼田 亞浪
今年は寒い日が多く、南大沢も既に2回の積雪がありましたが、日本海側など雪の多い地方は例年以上の豪雪に悩まされているようです。既に3年目に入った新型コロナウイルスの流行の波は、第1派より第2派とその流行の山は高くなり、現在の第6派は東京都だけでも1日2万人を超える新規感染者が出るなど猛威を振るっています。感染や重症化に効果的なワクチン接種も3回目が進んでいますが、アルファ株から始まりデルタ株で感染者が増え、現在のオミクロン株で爆発的に感染を拡大しています。そして、更に感染力がさらに強いと言われるステルスオミクロン株も日本でも出始め、まだまだ安心できる状況にありません。
このような中、社会・経済生活も中々平常に戻らず、日頃の生活にも色々と支障が出ています。GC内でも集会所の使用も制限が掛かり続けるなど居住者の生活にも影響が続いています。そして、皆さんがマスクをしているため誰か判らずにコミュニケーションも取りにくくなっているようです。
しかし、春の足音は確実に近づいており、遊歩道の白梅は満開となり、葉を落としていたGC構内の欅やイロハモミジなども芽吹き始めています。尾根緑道の河津桜も蕾がふくらみ始め、メジロやヒヨドリも活発に活動しています。
南大沢駅周辺にはレンタサイクル・シェアサイクルポートが8ヶ所あり気軽に楽しむことも出来ます。不要不急の外出を自粛しなければならないと家に籠ってばかりではストレスもたまります。たまには人混みを避けながら公園などに出かけ、小鳥の囀りや春の花などゆっくり自然を楽しむのも良いのでは。
新年あけましておめでとうございます。
2022年令和4年を迎えるにあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
一昨年2020年2月に横浜港に寄港したダイヤモンドプリンセス号で確認された新型コロナ感染から既に2年、三年目のコロナ禍の中、皆様におかれましては、穏やかな初春を迎えられている事と存じます。
一方当団地の管理組合業務においては、緊急事態宣言に伴う集会所の利用一時停止や宣言解除に伴う感染防止対応策など、コロナ禍の対応を意識せざるを得ない2021年の管理組合業務となりました。
また当団地は昭和58年3月入居以来今年で39年目を迎え、直近の長期修繕計画を2023年度に予定しており、建物劣化対応のみならず、
居住者各位の年齢層も後期高齢者が増える時期を迎えております。
であればこそ2022年寅年をコロナ禍に負けない明るい一年にしてゆこうではありませんか。
本年も皆様にとりまして、より良い年でありますようご祈念申し上げます。
多摩ニュータウングリーンコープ南大沢団地管理組合法人
理事長 川村 治己